真夏警察

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静かな街の中央に、大きな噴水があって、その回りに、小さい蛇口があつて、暑さの中でも、ポタポタ水が出ている。
くすんだレンガ色のレンガに囲まれた水溜まりに、その水がポタポタと落ちて、そこだけ涼しげである。

遠くから飛んできたトンボがその水溜まりに来て一休み。

ほとんど日陰のない広場の真ん中ですがそこだけ涼しげ。

遠くで、鐘が鳴っている。
どこからか、保育園の小さい子どもたちが、黄色い帽子をかぶり、先生と手を繋いでやって来た。
疲れた子どもたちは、保育園の籠台車に乗せられ、柵を掴みながら乗っている。

なにも変わらないいつもの、風景。子どもたちが、噴水に差しかかる直前、
突然、遠くからレーザー光線。
休んでいたトンボが、一瞬で粉々になった。

真夏警察が、トンボに仕込まれたテロ破壊兵器を破壊。事故を未然に防止し、子どもたちの安全確保した。
真夏の日の一瞬の出来事。誰も知らないうちに